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活用事例製造品質保証部ISO 9001

ISO 9001 内部監査の事前点検を AI に任せてみた——品質マニュアルと手順書の抜けを先回りで

品質マニュアルと各部門の手順書が ISO 9001:2015 の箇条4〜10の要求事項を満たしているかを、内部監査の前に AI で一次点検。是正処置や内部監査の規定漏れを根拠つきで検出しました。

ININDX 編集部プロダクトチーム8分で読めます
製造現場の検査台に置かれた品質監査資料と測定器具

「内部監査の前に品質マニュアルと手順書を全部読み直して、規格と突き合わせるのが毎回しんどい——」。 製造業の品質保証部では特によく聞く悩みです。今回は INDX Compliance で ISO 9001 の事前点検を実際に試し、本物の操作画面とともにご紹介します。

背景

「ISO 9001 の内部監査準備」は、なぜ毎回重労働なのか

ある製造業メーカーの品質保証部 内部監査担当は、年に1回の内部監査に向けて、品質マニュアルと十数冊の部門別手順書を机に並べ、ISO 9001:2015 の箇条4〜10 の要求事項と1行ずつ照らし合わせる作業を続けていました。経験のある担当者でも、準備だけで丸1週間を費やすのが当たり前でした。

問題は工数だけではありません。要求事項の解釈は監査員によって微妙にぶれることがあり、前回の是正処置が今回の文書に反映されているかを追うのも一苦労です。そして何より、外部審査で初めて不備を指摘されてから慌てて直す、という事態が繰り返されていました。

ぶつかっていた課題

  • 品質マニュアルと十数冊の手順書を規格と突き合わせ、監査準備に丸1週間かかっていた
  • 要求事項の解釈が監査員ごとにぶれ、観点が一定しない
  • 前回の是正処置が今回の文書に反映されているか、文書間を横断して追えない
  • 審査機関の外部審査で指摘されてから慌てて直す、という後手対応が続いていた
01やってみた

チェックしたいことを、ふつうの日本語で伝えるだけ

難しい設定は一切しません。「品質マニュアルと手順書が ISO 9001 の各箇条を満たしているか確認したい」と、監査担当が上司に説明するような言葉でそのまま入力しました。すると AI が、確認すべき手順を自動で組み立ててくれます。

app.indx-compliance.com/start/draft

あなたが入力した指示(自然文でOK)

「内部監査の前に、品質マニュアルと各部門の手順書が ISO 9001:2015 の箇条4〜10の要求事項を満たしているか確認したい。要求事項ごとに、根拠を示しながらチェックして。」

AI がチェック手順を自動生成draft · 4 ステップ
  1. 01規格要求事項と社内文書を取り込み

    ISO 9001:2015 箇条4〜10・品質マニュアル・手順書を対象に取り込み

  2. 02要求事項ごとに適合性を評価

    各箇条の要求を社内文書が満たしているかを1項目ずつ判定

  3. 03引用の妥当性と自信度を検証

    根拠となった規格条項・手順書の該当箇所を実在チェック

  4. 04人による最終レビュー

    要確認・不適合の項目だけを監査担当に回す

画面①入力した自然文の指示から、AI が「規格要求事項の取り込み → 適合性評価 → 引用の検証 → 人の最終確認」という4ステップの手順を自動生成。内容を確認して保存するだけ。

専門的な設定知識も不要で、生成された手順は中身を確認したうえで修正できます。一度作れば次回の内部監査でも同じ観点をそのまま再利用でき、観点のぶれをなくせます。

02やってみた

実行すると、要求事項ごとに「根拠つき」で合否が並ぶ

手順を保存して実行すると、規格の各要求事項に対して社内文書が適合しているかを、AI が 1 つずつ判定します。ポイントは、すべての判定に「どの規格条項の・どの文言が根拠か」が必ず添うこと。AI の判断を鵜呑みにせず、監査担当が原文で確かめられます。

app.indx-compliance.com/runs/run_iso9001-qa
ISO 9001 内部監査品質マニュアル + 手順書

ISO 9001:2015(箇条4〜10)/ 品質マニュアル / 各部門の手順書 と照合

ISO 9001 適合性チェック

2026-05-15 実行 | 10 観点

根拠つき

6

合格

3

要確認

1

不適合

適合 60%
  • 判定の根拠ISO 9001:2015 9.2.2 p.14

    組織は、品質マネジメントシステムの要求事項を確認するため、監査プログラムを計画・確立・実施し、維持する。監査プログラムには、頻度・方法・責任・要求事項を含める。

    照合した基準
    ISO 9001:2015 9.2.2
    原文との照合
    規格要求と齟齬の疑い
    AI の自信度
    87%

    監査プログラムの頻度・基準・責任が手順書に明記されておらず、9.2.2 の要求を満たさない疑い。

画面②合格6 / 要確認3 / 不適合1 を一覧で。各行をタップすると、判定の根拠となった規格の原文(ハイライト箇所)と、不備の理由がその場で開きます。実際に行をタップして試せます。

今回 AI が見つけたのは、「内部監査プログラムの頻度・基準・責任者が手順書に明記されていない(9.2.2 不適合)」という1件。外部審査で必ず確認される箇所ですが、手順書側の記載漏れが長年見過ごされていました。目視のチェックでは気づきにくい、典型的な穴です。

03やってみた

人は「要確認・不適合」だけを見て、確定する

AI が合格と判定した 6 件は、根拠つきなので素通しで確認できます。内部監査担当が頭を使うのは、要確認 3 件と不適合 1 件の、合わせて 4 件だけ。不適合だった監査手順書の記載漏れを起案部門に差し戻し、追記された文書を再実行して、最終的に全件を承認・確定しました。

app.indx-compliance.com/runs/run_iso9001-qa/review

最終レビュー(人が確定)

不適合内部監査の計画・実施・記録(9.2.2)

監査プログラムの頻度・基準・責任者が手順書に未記載。監査担当から起案部門へ追記を依頼し差戻し。

人が見るのは要確認・不適合の4件だけ。合格6件は根拠つきで素通しでき、監査担当は判断に集中できます。

監査ログ(改ざん不可)

  1. 09:14AI

    10 観点を判定(合格6 / 要確認3 / 不適合1)

    hash c3a7…2f

  2. 09:38品質保証部 内部監査担当 山田

    「内部監査の計画・実施・記録(9.2.2)」を差戻し(手順書への頻度・責任の追記を依頼)

    hash e9b1…4d

  3. 11:02品質保証部 手順書起案 中村

    監査手順書に監査プログラムの頻度・基準・責任者を追記し再実行 → 合格

    hash a5d3…8c

  4. 11:04品質保証部 内部監査担当 山田

    全10項目を承認・確定。内部監査の事前点検完了

    hash f2e0…71

画面③左:人が確認するのは要対応の項目のみ。右:AI の判定から人の承認・差戻しまで、すべての操作が改ざん不可のログに自動で残ります。

一連の操作・判断はすべて改ざんできない監査ログに記録されます。「いつ・誰が・何を・どの根拠で判断したか」が後から完全にたどれるので、外部審査員への説明資料としてそのまま活用できます。

できたこと

結果:1週間の監査準備が、2時間に

丸 1 週間かかっていた事前点検が、観点の準備から最終確定まで2時間で完了しました。何より、毎回見落としていた監査プログラムの記載漏れを外部審査の前に拾えたことが、担当者にとって一番の収穫でした。

1週間→2時間
内部監査の事前点検時間

観点準備〜確定まで

100%
判定に根拠がついた割合

規格条項を即確認

4件 / 10件
人が見るべき項目に圧縮

合格6件は素通し

この事例のポイント

  • チェックの設定は自然な日本語の指示だけ。専門知識もプログラミングも不要。
  • すべての合否に規格条項の原文という根拠が添うので、AI を鵜呑みにせず人が確かめられる。
  • 人が見るのは要確認・不適合だけ。判断に集中でき、観点のぶれも見落としも減る。
  • 操作・判断は改ざん不可のログに残り、外部審査員への説明にそのまま使える。
まとめ

規格・法令・社内基準——「ものさしとの照合」はすべて同じ形で

今回は ISO 9001 内部監査の事前点検でしたが、INDX Compliance の使い方はどれも同じです。「ものさしになる文書(規格・法令・社内基準)」と「確認したい文書(マニュアル・手順書・申請書)」を渡し、根拠つきで突き合わせる。ISO 14001・ISO 27001 の審査準備、社内規程の整合チェック、契約書レビュー——ルールとの照合が発生するあらゆる業務に、同じ手順がそのまま使えます。

あなたの業務でも、まず1つの文書から試せます。

お手元の規程・契約書・申請書をお持ちいただければ、実際の判定画面でデモいたします。 閉域環境・オンプレ設置にも対応します。

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