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活用事例経理部経費精算月次処理

月末に山積みになる経費精算を、社内規程と照らして AI に一次チェックさせてみた

提出された経費精算を、社内経費規程・上限額・必要書類の要件と自動照合。上限超過や領収書不足、私的利用の疑いを根拠つきで仕分けし、差戻し対応の手間を大きく減らしました。

ININDX 編集部プロダクトチーム7分で読めます
経理部門の机に整理された領収書、電卓、経費精算封筒

「月末になると数百件の経費精算が一気に届き、規程と1件ずつ照らし合わせるだけで何日もかかってしまう——」。 経理部の精算チェック担当者が毎月直面するこの課題を、INDX Compliance で実際に試してみました。本物の操作画面とともにご紹介します。

背景

「経費精算の規程チェック」は、なぜ毎月つらいのか

ある企業の経理部では、毎月末に全社員から経費精算申請が集まります。社内経費規程・上限額表・インボイス要件・出張旅費規程と照らし合わせながら、1件ずつ手作業で適否を判断しています。金額は少なくても、見落とした場合の税務リスクは決して軽くありません。

特に難しいのは、確認すべきものさしが複数にまたがる点です。交際費の上限は別表、インボイス要件は税法、タクシー利用の事由は就業規則——といった具合に、どの申請がどの規程のどの条項に引っかかるのか、判断する人の経験に大きく依存していました。担当者が異動すると、同じ違反が素通りする事態も起きていました。

ぶつかっていた課題

  • 月末に数百件の精算が集中し、規程との照合に月20時間を超える工数がかかっていた
  • 上限超過や領収書不備・インボイス番号の欠落を見落とすと、税務調査で指摘されるリスクがあった
  • 差戻しのたびに申請者とのメール往復が発生し、確定まで何往復もかかっていた
  • なぜ差し戻したのかの根拠を都度説明する必要があり、担当者の説明コストが高かった
01やってみた

確認したいことを、ふつうの日本語で伝えるだけ

まず、難しい設定は一切しません。「今月の経費精算が、社内規程の上限額やインボイス要件を満たしているか確認したい」と、日常の言葉で入力しました。するとAIが、確認すべき手順(チェックの観点)を自動で組み立ててくれます。

app.indx-compliance.com/start/draft

あなたが入力した指示(自然文でOK)

「今月提出された経費精算が、社内経費規程の上限額や必要書類、インボイス要件を満たしているか確認したい。規程に違反する申請を根拠つきで仕分けして。」

AI がチェック手順を自動生成draft · 4 ステップ
  1. 01経費規程と関連要件を取り込み

    社内経費規程・上限額表・インボイス要件・出張旅費規程を対象に取り込み

  2. 02申請ごとに規程適合を評価

    上限額・必要書類・事由の記載などを1件ずつ判定

  3. 03判定の根拠と自信度を検証

    根拠となった規程条項・領収書の記載を実在チェック

  4. 04人による最終確認

    要確認・不適合の申請だけを経理担当に回す

画面①入力した自然文の指示から、AIが「規程の取り込み → 申請ごとの適合評価 → 根拠の検証 → 人の最終確認」という4ステップの手順を自動生成。中身を確認して保存するだけ。

プログラミングの知識も、複雑なルール設定も不要です。生成された手順は内容を確認して修正でき、一度作れば翌月以降も同じ観点で繰り返し使えます。

02やってみた

実行すると、申請ごとに「根拠つき」で合否が並ぶ

手順を保存して実行すると、各申請が社内規程の要件を満たしているかを、AIが1件ずつ判定します。結果はこの1画面に集約されます。ポイントは、すべての判定に「どの規程の・どの条文が根拠か」が必ず添うこと。AIの判断を鵜呑みにせず、人が原文で確かめられます。

app.indx-compliance.com/runs/run_keihi-2026-04
経費精算チェック2026年4月度 精算申請

社内経費規程 / 経費上限額表(別表)/ 適格請求書(インボイス)要件 / 出張旅費規程 と照合

経費精算 ルール適合チェック

2026-04-30 実行 | 8 観点

根拠つき

4

合格

2

要確認

2

不適合

適合 50%
  • 判定の根拠社内経費規程 別表2 p.6

    第13条に基づく交際費の精算基準として、交際費は1人あたり5,000円を上限とする。領収書には参加者名と人数の記載を要する。

    照合した基準
    社内経費規程 別表2
    原文との照合
    規程と矛盾の疑い
    AIの自信度
    90%

    会食精算が1人あたり8,200円で上限超過。規程違反のため差戻し対象。

画面②合格4 / 要確認2 / 不適合2 を一覧で。行をタップすると、判定の根拠となった規程の原文(ハイライト箇所)と、違反の理由がその場で開きます。実際に行をタップして試せます。

今回AIが見つけたのは、交際費が1人あたり上限の5,000円を超えていた件と、インボイスの登録番号が無く仕入税額控除の要件を満たさない件の2つ。どちらも見落とすと税務リスクに直結する規程違反です。

03やってみた

人は「要確認・不適合」だけを見て、確定する

AIが合格と判定した4件は、根拠つきなので素通しで確認できます。人が頭を使うのは、要確認2件と不適合2件の、合わせて4件だけ。担当者は不適合だった申請を申請者に差戻し、修正・再申請された内容を再実行して、最終的に承認・確定しました。

app.indx-compliance.com/runs/run_keihi-2026-04/review

最終レビュー(人が確定)

不適合交際費が1人あたり上限額以内であること

会食精算が1人あたり8,200円で規程の上限(5,000円)を超過。領収書の再提出と金額の修正を申請者へ依頼。

人が見るのは要確認・不適合の4件だけ。合格4件は根拠つきで素通しでき、判断に集中できます。

監査ログ(改ざん不可)

  1. 10:14AI

    8観点を判定(合格4 / 要確認2 / 不適合2)

    hash c2d7…4a

  2. 10:38経理部 精算チェック担当 山田

    「交際費が上限超過」「インボイス番号なし」を差戻し(申請者へ再提出を依頼)

    hash e9b3…f1

  3. 11:55申請部門 鈴木

    領収書を差し替え・人数を修正して再申請 → AI再実行、合格に変更

    hash a4f0…82

  4. 11:57経理部 精算チェック担当 山田

    全8件を承認・確定(2026年4月度精算 完了)

    hash b1e6…3c

画面③左:人が確認するのは要対応の項目のみ。右:AIの判定から人の承認・差戻しまで、すべての操作が改ざん不可のログに自動で残ります。

一連の操作・判断はすべて改ざんできない監査ログに記録されます。「いつ・誰が・何を・どの根拠で判断したか」が後から完全にたどれるので、税務調査や内部監査での説明もそのまま使えます。

できたこと

結果:月20時間の精算チェックが、3時間に

月20時間を超えていた一次チェックの工数が、観点の準備から最終確定まで3時間で完了しました。何より、見落としがちな上限超過とインボイス番号の欠落を申請者への差戻し前に自動で検出できたことが、担当者にとって一番の安心材料でした。

月20h→3h
差戻し対応の月間工数

一次チェック〜確定まで

100%
判定に根拠がついた割合

規程・領収書を即確認

4件 / 8件
人が見るべき申請に圧縮

合格4件は素通し

この事例のポイント

  • チェックの設定は自然な日本語の指示だけ。専門知識もプログラミングも不要。
  • すべての合否に規程・インボイス要件の原文という根拠が添うので、AIを鵜呑みにせず人が確かめられる。
  • 人が見るのは要確認・不適合だけ。判断に集中でき、見落としも減る。
  • 操作・判断は改ざん不可のログに残り、税務調査・内部監査の説明にそのまま使える。
まとめ

経費・契約・申請——「ルールとの照合」はすべて同じ形で

今回は経費精算の事例でしたが、INDX Compliance の使い方はどれも同じです。「ものさしになる文書(社内規程・法令・インボイス要件)」と「確認したい文書(精算申請・領収書)」を渡し、根拠つきで突き合わせる。契約書のレビュー、稟議書の決裁チェック、ISO 監査の事前点検——ルールとの照合が発生するあらゆる業務に、同じ手順がそのまま使えます。

あなたの業務でも、まず1つの文書から試せます。

お手元の規程・契約書・申請書をお持ちいただければ、実際の判定画面でデモいたします。 閉域環境・オンプレ設置にも対応します。

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