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活用事例購買・法務反社チェック与信管理

新規取引先・委託先が反社DBや制裁リストに引っかからないか、AI にデューデリジェンスさせてみた

新規取引先を OFAC SDNリスト・国連/EU制裁リスト・国内反社DB・登記情報・信用調査レポートと横断照合し、取引可否を根拠つきで一次判定。UBO確認や定期更新チェックの自動化まで試しました。

ININDX 編集部プロダクトチーム8分で読めます
制裁リスト照合や取引先審査を表す地図、会社資料、リスク分類カード

「新しい取引先の反社チェックと与信確認、どこまでやれば十分なんだろう——」。 購買部門や法務部門が毎回頭を悩ませるこの問いを、INDX Compliance で実際に試してみました。 反社DB・OFAC 制裁リスト・登記情報・信用調査レポートを横断照合し、根拠つきで一次判定するまでの流れを本物の操作画面でご紹介します。

背景

「取引先のデューデリジェンス」は、なぜ毎回こんなに時間がかかるのか

ある製造業の購買部門では、新規取引先や外部委託先が発生するたびに、反社会的勢力DB・OFAC制裁リスト・登記情報・信用調査レポートと手作業で突き合わせる作業が発生していました。照合先は複数のDBやリストに分散しており、 担当者が一つひとつブラウザを開いて確認する形でした。チェック漏れのリスクと、 膨大な確認工数の両方が慢性的な課題でした。

さらに難しいのは、チェックの観点が画一ではない点です。取引金額・委託内容・相手の規模によって、 確認すべき項目や深度は変わります。「どこまで確認すれば取引可否の根拠として十分か」の判断は担当者の経験と勘に委ねられており、担当が変わると水準がぶれていました。 また、取引開始後に制裁リストが更新された場合の定期チェックも、 属人的な手作業になっていました。

ぶつかっていた課題

  • OFAC・国連・EU 制裁リスト・反社DBをそれぞれ別々に検索していて、1社あたり2〜3時間かかっていた
  • 確認する担当者によってチェックの粒度がばらつき、後から「なぜここを確認したか」が追えなかった
  • UBO(実質的支配者)や関連会社まで展開して照合するのが難しく、表向きは問題なくても背後が見えないリスクがあった
  • 取引開始後の定期更新チェックはリマインダーを手動で設定しており、抜け漏れが発生していた
  • 判定の根拠を文書化する作業が煩雑で、監査や内部調査の際に「なぜ取引を承認したか」の説明に時間がかかった
01やってみた

取引先情報を入力すると、照合すべきDBと手順が自動で組み上がる

まず、取引先の会社名・法人番号・代表者名・想定取引額を入力します。照合対象のデータベース(OFAC SDNリスト・国連/EU制裁リスト・反社DB・登記情報・信用調査)はチェックを入れて選ぶだけ。AIが「どの順番で・何をチェックするか」という照合手順を自動で組み立ててくれます。

app.indx-compliance.com/dd/setup

取引先・委託先 デューデリジェンス設定

会社名

株式会社サンプルテック

法人番号

1234567890123

代表者名

田中 一郎

取引金額(想定)

年間 2,400万円
AI が照合手順を自動生成draft · 4 ステップ
  1. 01取引先・委託先の基本情報を入力

    会社名・法人番号・代表者名・所在地・取引概要を入力し、照合対象DBを設定

  2. 02反社DB・制裁リストと自動照合

    反社会的勢力データベース、OFAC SDN リスト、EU・国連制裁リストを横断検索

  3. 03与信情報・登記情報で実態を確認

    信用調査レポート・登記簿情報と突き合わせ、財務健全性・実態を評価

  4. 04一次判定と根拠をまとめて出力

    取引可否の一次判定を根拠つきで出力し、要確認は購買・法務担当へ

照合対象データベース(選択中)

反社会的勢力DB(国内)OFAC SDNリストEU制裁リスト国連安保理制裁リスト登記簿情報(法務省)信用調査レポート
画面①取引先の基本情報を入力し、照合対象DBにチェックを入れると、AIが「反社DB・制裁リスト照合 → 与信確認 → 実質的支配者の確認 → 一次判定出力」という4ステップの照合手順を自動生成。確認して開始するだけ。

一度設定した照合手順はテンプレートとして保存でき、次の取引先から同じ観点でワンクリック実行できます。 担当者が変わっても、チェックの水準が均一に保たれます。

02やってみた

照合結果が「適合 / 要確認」に仕分けられ、根拠ごと一画面に並ぶ

実行すると、設定した7つの観点それぞれについて、AIが照合結果を「適合 / 要確認 / 不適合」で仕分けます。 ポイントは、すべての判定に「どのDBの・どの記載が根拠か」が必ず添うこと。 OFAC SDNリストや反社DBの照合なら「スクリーニングスコア」まで、 与信調査なら「調査レポートの評点と注記の引用」まで、 具体的な根拠が確認できます。

app.indx-compliance.com/runs/run_dd-2026-05-sampletech
取引先DD株式会社サンプルテック

OFAC SDNリスト / 国連・EU制裁リスト / 反社会的勢力DB / 登記情報 / 信用調査レポート と照合

取引先デューデリジェンス チェック

2026-05-10 実行 | 7 観点

根拠つき

4

適合

3

要確認

0

不適合

適合 57%
  • 判定の根拠信用調査レポート(帝国データバンク) p.3

    信用調査機関による評点は、財務健全性・支払い履歴・経営安定性を総合し同業他社の平均を下回る水準(62点)にあり、与信設定に慎重な検討を要する旨の注記が付されている。

    照合したDB・リスト
    信用調査レポート(帝国データバンク)
    照合結果
    一部該当 / 要精査
    AIの自信度
    72%

    信用スコア62点で社内基準の70点を下回る。財務状況の詳細確認と与信枠の設定を要確認。

画面②適合4 / 要確認3 / 不適合0 を一覧で。行をタップすると、判定の根拠となったDBや調査レポートの原文(ハイライト箇所)と、懸念事項の理由がその場で開きます。実際に行をタップして試せます。

今回AIが検出したのは3件の要確認事項——与信スコアが社内基準(70点)を下回る62点であること、UBO(実質的支配者)の本人確認書類が未提出であること、そして代表者名で2024年の取引紛争記事が1件ヒットしたこと。どれも手作業の確認では見落とされやすいポイントです。制裁リスト(OFAC・国連・EU)との照合は4項目すべて「適合」で、スクリーニングスコアとともに根拠が記録されます。

03やってみた

人は「要確認」だけを判断し、定期更新スケジュールを設定して完了

制裁リスト照合で適合となった4件は、根拠スコアつきなのでそのまま通過できます。 法務・購買が頭を使うのは、与信スコア・UBO書類・ネガティブ記事の3件だけ。 担当者はそれぞれの内容を確認し、取引条件(年間上限1,200万円・3か月ごと定期照合)を付けて承認しました。

app.indx-compliance.com/runs/run_dd-2026-05-sampletech/review

最終レビュー(人が確定)

要確認与信スコアが社内基準(70点以上)を満たすこと

信用調査スコア62点で基準を下回る。取引上限を年間1,200万円へ引き下げ、与信委員会に上申のうえ条件付きで承認。

定期更新チェックを自動スケジュール

照合頻度3か月ごと
次回照合予定2026-08-10

制裁リスト更新・与信スコア変動・反社DB追加時は即時アラートを通知します。

人が判断するのは要確認3件だけ。適合4件は根拠つきで素通しでき、法務・購買の確認負荷を大幅に削減できます。

監査ログ(改ざん不可)

  1. 09:45AI

    7観点を照合(適合4 / 要確認3 / 不適合0)。与信スコア62点・UBO書類未提出・ネガティブ記事1件を検出

    hash c4a1…3f

  2. 10:02購買部 DD担当 高橋

    与信スコア低下について信用調査レポート詳細を確認。取引額を年間2,400万円→1,200万円へ引き下げることで与信委員会へ上申

    hash e7d3…b2

  3. 11:30法務部 コンプライアンス担当 中村

    代表者のネガティブ記事(2024年取引紛争)を精査。内容は民事和解済みであり取引リスクなしと判断

    hash a9f5…11

  4. 13:15法務部 コンプライアンス担当 中村

    取引先へUBO本人確認書類の提出を依頼。提出後に制裁リスト照合を追加実施し最終承認

    hash b2c8…7e

  5. 14:50購買部長 山本

    与信委員会にて取引条件(年間上限1,200万円・3か月ごと定期更新チェック)を承認・確定

    hash d6e0…4a

画面③左:人が判断するのは要確認3件のみ。承認・取引見送り・条件付き承認を選択し、判断理由を記録できる。定期更新チェックのスケジュール設定もこの画面から行える。右:AIの照合から法務・購買の判断・与信委員会承認まで、すべての操作が改ざん不可のログに自動で残る。

一連の判断はすべて改ざんできない監査ログに記録されます。 「いつ・誰が・どの根拠で・どの条件で取引を承認したか」が後から完全にたどれるので、 内部監査や行政調査での説明もそのまま使えます。 また、定期更新チェックのスケジュールを同じ画面で設定でき、 3か月後に自動で同じ観点の再照合が走ります。

できたこと

結果:1社あたり2〜3時間の確認作業が、30分以内に

7つの照合観点(OFAC・国連・EU制裁リスト / 反社DB / 登記情報 / 信用調査 / UBO / ネガティブメディア)を 横断して一次確認する作業が、30分以内で完了するようになりました。見落としがちなUBO書類の確認漏れや与信スコアの低下も、 AIが一次フラグとして検出できるため、担当者は判断に集中できます。 また、定期更新チェックの自動化により、取引開始後の管理漏れもゼロになりました。

2〜3h→30分
1社あたりのDD工数

7観点横断照合〜一次判定まで

100%
判定に根拠がついた割合

DBの引用・スコアを即確認

自動化
定期更新チェック

3か月ごとに再照合がスケジュール

この事例のポイント

  • 反社DB・OFAC制裁リスト・登記情報・信用調査を一括横断照合。担当者が複数サイトを渡り歩く手間がなくなる。
  • すべての判定にDBの原文・スクリーニングスコアという根拠が添うので、AIを鵜呑みにせず人が確かめられる。
  • 人が判断するのは要確認だけ。UBO書類の未提出・与信スコア低下・ネガティブ記事のような見落としやすいリスクも自動でフラグ。
  • 操作・判断はすべて改ざん不可のログに残り、内部監査・行政調査の説明にそのまま使える。定期更新も自動スケジュール。
まとめ

取引先DD・与信管理——根拠つきで仕分ける仕組みは、どんな照合業務にも使える

今回は新規取引先のデューデリジェンスの事例でしたが、INDX Compliance の使い方はどれも同じです。「ものさしになるDB・基準(制裁リスト・社内与信規程・法令)」と「確認したい対象(取引先・委託先)」を渡し、根拠つきで突き合わせる。委託先の定期的な反社チェック、与信枠の更新審査、輸出規制のスクリーニング——ルールとの照合が発生するあらゆる業務に、同じ仕組みがそのまま使えます。

あなたの業務でも、まず1つの文書から試せます。

お手元の規程・契約書・申請書をお持ちいただければ、実際の判定画面でデモいたします。 閉域環境・オンプレ設置にも対応します。

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