新しく作った社内規程が、上位規程や法令とズレていないか AI にチェックさせてみた
改定したばかりの「情報セキュリティ管理規程」を、上位の基本規程・就業規則・個人情報保護法と突き合わせ。どの条文がどこと矛盾しているかを、根拠つきで AI に洗い出してもらいました。
消防法の危険物・高圧ガス保安法・廃棄物処理法のマニフェスト・大気汚染防止法の施設届——複数法令にまたがる届出書類を、様式番号・条文・添付書類の要件と届出種別ごとに突き合わせ。行政窓口に持ち込む前に不備を根拠つきで洗い出しました。
「消防法・高圧ガス・廃棄物・環境関連——提出前に様式や添付書類の不備を自分たちで見つけるのは、本当に大変で」。 製造業の環境安全担当者が口をそろえるこの悩みを、INDX Compliance で実際に解いてみました。本物の操作画面とともにご紹介します。
製造業では、消防法の危険物施設、高圧ガス保安法の製造許可、廃棄物処理法のマニフェスト、大気汚染防止法のばい煙施設届——と、複数の法令に基づく申請・届出を日常的に行っています。それぞれが異なる根拠法令、異なる様式番号、異なる添付書類の要件を持ちます。
書類に不備があって行政窓口で差し戻されると、次の受付まで数週間待ちになることも珍しくありません。「提出前に自分たちで不備を発見する」ことが理想ですが、対象法令が多岐にわたり、改正されるたびに様式が変わるため、担当者の経験と記憶に頼らざるを得ないのが実情でした。
ぶつかっていた課題
まず、難しい設定は一切しません。「消防法・高圧ガス・廃棄物・大気汚染の各届出書類が、法令が定める様式・記載要件・添付書類を満たしているか確認したい」と、日常の言葉で入力しました。すると AI が、届出種別ごとに確認すべき手順(チェックの観点)と対象書類の一覧を自動で組み立ててくれます。
あなたが入力した指示(自然文でOK)
「今期に提出する消防法・高圧ガス・廃棄物・大気汚染の各種届出書類が、法令が定める様式・記載要件・添付書類を満たしているかを届出種別ごとに確認したい。不備があれば根拠となる条文や様式番号を示して指摘して。」
01届出種別ごとの法令・様式を取り込み
消防法・高圧ガス保安法・廃棄物処理法・大気汚染防止法等の法令と各様式を対象に取り込み
02届出書・添付書類を様式要件と照合
様式の必須記載項目・添付書類の種類と数・押印要件を届出種別ごとに判定
03判定の根拠と自信度を検証
根拠となった法令条文・様式番号・添付書類リストを実在チェック
04人による最終確認
要確認・不適合の届出だけを担当者に回し、是正・再提出を依頼
対象届出と添付書類一覧
プログラミングの知識も、複雑なルール設定も不要です。生成された手順は内容を確認して修正でき、一度作れば翌期以降も同じ観点で繰り返し使えます。届出種別が増えた場合も、追加入力するだけで対応できます。
手順を保存して実行すると、各届出書類が法令の様式・記載要件・添付書類の要件を満たしているかを、AI が届出種別ごとに判定します。結果はこの1画面に集約されます。ポイントは、すべての判定に「どの法令の・どの条文・どの様式番号が根拠か」が必ず添うこと。AI の判断を鵜呑みにせず、人が条文で確かめられます。
消防法 / 高圧ガス保安法 / 廃棄物処理法 / 大気汚染防止法 と照合
各種申請・届出 様式適合チェック
2026-04-24 実行 | 8 観点 | 4 届出種別
4
適合
2
要確認
2
不適合
危険物貯蔵所の設置に係る許可申請は、様式第1号(危険物施設設置許可申請書)に必要事項を記載して市町村長等に提出しなければならない。
提出書類の様式欄(危険物の品名・数量・指定数量の倍数)が未記入。様式第1号の必須項目を満たさず不適合。
今回 AI が見つけたのは、消防法の危険物設置許可申請書で様式第1号の必須記入欄が未記入だった件と、構造図(平面図・立面図・断面図)が添付されていなかった件の2つ。どちらも行政窓口で差し戻されるパターンの典型です。発見が遅れれば、受付期日を逃す可能性もありました。
AI が適合と判定した4件は、根拠つきなので素通しで確認できます。人が頭を使うのは、要確認2件と不適合2件の、合わせて4件だけ。担当者は不適合だった危険物届出の書類不備を起案部門に差し戻し、修正・補完されたものを再実行して、行政提出前に全件適合を確認してから提出を確定しました。
最終レビュー(人が確定)
様式第1号の必須記入欄(危険物の品名・数量・指定数量の倍数)が未記入。消防法施行規則第12条の2が根拠。起案部門へ補完・再提出を依頼。
人が確認するのは不適合・要確認の4件だけ。適合と判定された4件は根拠つきで素通しでき、担当者は差戻し対応に集中できます。
監査ログ(改ざん不可)
8観点を判定(適合4 / 要確認2 / 不適合2)
hash f3c9…2a
「危険物設置許可申請書の様式不備」「構造図の不添付」を不適合と確定。起案部門へ書類修正を依頼
hash d7e1…b4
様式第1号の未記入欄を補完・構造図(平面図・断面図)を追加提出。再実行を依頼
hash 8af2…c0
危険物届出の2観点を再判定 → 適合に変更(8/8件適合)
hash 5b3d…77
全8観点を承認・確定。各届出書類を行政窓口へ提出
hash 1e9a…4f
一連の操作・判断はすべて改ざんできない監査ログに記録されます。「いつ・誰が・何を・どの根拠で確認し、どのような指摘を行ったか」が後から完全にたどれるので、行政監査や内部監査での説明資料としてそのまま使えます。
複数の法令を横断して手作業で行っていた様式・添付書類の点検が、観点の準備から最終確定まで2時間で完了しました。何より、行政窓口へ持ち込む前に様式不備と添付書類漏れを発見できたことで、差し戻しによる手戻りと受付期日の遅延リスクをゼロにできたことが、担当者にとって最大の成果でした。
観点準備〜提出確定まで
条文を即確認できる
様式・添付書類の不備を事前解消
この事例のポイント
今回は製造業の各種申請・届出の事例でしたが、INDX Compliance の使い方はどれも同じです。「ものさしになる文書(法令・省令・様式要件)」と「確認したい文書(届出書・添付書類)」を渡し、根拠つきで突き合わせる。消防法・高圧ガス・廃棄物・環境関連——法令が変わっても、観点さえ更新すれば同じワークフローがそのまま動きます。社内規程のレビュー、契約書のチェック、ISO 監査の事前点検——ルールとの照合が発生するあらゆる業務に、この手順がそのまま使えます。
お手元の規程・契約書・申請書をお持ちいただければ、実際の判定画面でデモいたします。 閉域環境・オンプレ設置にも対応します。
改定したばかりの「情報セキュリティ管理規程」を、上位の基本規程・就業規則・個人情報保護法と突き合わせ。どの条文がどこと矛盾しているかを、根拠つきで AI に洗い出してもらいました。
出願直前の明細書を、特許法第36条の記載要件・特許庁の様式・自社の出願ガイドラインと突き合わせ。請求項のサポート要件や明確性の不備を、根拠つきで AI に洗い出してもらいました。
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