特許出願前の明細書が、特許法の記載要件と社内ガイドラインを満たしているか AI にチェックさせてみた
出願直前の明細書を、特許法第36条の記載要件・特許庁の様式・自社の出願ガイドラインと突き合わせ。請求項のサポート要件や明確性の不備を、根拠つきで AI に洗い出してもらいました。
改定したばかりの「情報セキュリティ管理規程」を、上位の基本規程・就業規則・個人情報保護法と突き合わせ。どの条文がどこと矛盾しているかを、根拠つきで AI に洗い出してもらいました。
「規程を直したけれど、上の規程や法律とちゃんと整合が取れているか不安——」。 多くのコンプライアンス部門が抱えるこの悩みを、INDX Compliance で実際に解いてみました。本物の操作画面とともにご紹介します。
ある企業の情報システム部門が、「情報セキュリティ管理規程」を v2.1 に改定しました。テレワークやクラウド利用の実態に合わせた、ごく普通の見直しです。ところが、いざ施行しようとすると法務・コンプライアンス部門からストップがかかりました。
理由は「上位の情報管理基本規程や、就業規則・個人情報保護法と矛盾していないかを確認できていない」から。社内規程は単独では成立せず、必ず上位の規程や法令とのつながりの中にあります。1 つの条文を直すと、別の規程との整合が崩れることも珍しくありません。
ぶつかっていた課題
まず、難しい設定は一切しません。「この規程が、上位規程や法令と矛盾していないか確認したい」と、ふだん上司に説明するような言葉で入力しました。すると AI が、確認すべき手順(チェックの観点)を自動で組み立ててくれます。
あなたが入力した指示(自然文でOK)
「改定した『情報セキュリティ管理規程 v2.1』が、上位の『情報管理基本規程』や就業規則・個人情報保護法と矛盾していないか確認したい。条文ごとに、根拠を示しながらチェックして。」
01関連する社内規程・法令を検索
情報管理基本規程・就業規則・個人情報保護法・ISO 27001 を対象に取り込み
02条文ごとに適合性を評価
本規程の各条が、上位規程・法令の要求を満たしているかを 1 条ずつ判定
03引用の妥当性と自信度を検証
判定の根拠となった条文を実在チェック。確からしさをスコア化
04人による最終レビュー
要確認・不適合の項目だけを担当者に回し、承認/差戻しを記録
プログラミングの知識も、複雑なルール設定も不要です。生成された手順は中身を見て修正でき、一度作れば次回以降は同じ観点で何度でも使い回せます。
手順を保存して実行すると、規程の各条文が上位規程・法令の要求を満たしているかを、AI が 1 つずつ判定します。結果はこの 1 画面に集約されます。ポイントは、すべての判定に「どの規程の・どの条文が根拠か」が必ず添うこと。AI の言い分を鵜呑みにせず、人が原文で確かめられます。
情報管理基本規程 / 就業規則 / 個人情報保護法 / ISO 27001 と照合
社内規定 適合性チェック
2026-05-20 実行 | 10 観点
6
合格
3
要確認
1
不適合
第8条 退職・異動が発令された場合、対象者のアクセス権限は発令日当日中に剥奪しなければならない。剥奪の責任者は所属長とする。
上位規程は「当日中の剥奪」を要求。本規程 v2.1 には剥奪の時期・責任者の定めがなく、矛盾の疑い。
今回 AI が見つけたのは、「アクセス権限の剥奪期限が、本規程に書かれていない」という1件の不適合。上位規程が「発令日当日中の剥奪」を求めているのに、改定後の規程ではそこが抜け落ちていました。人の目視レビューでは見落とされがちな、典型的な穴です。
AI が合格と判定した 6 件は、根拠つきなので素通しで確認できます。人が頭を使うのは、要確認 3 件と不適合 1 件の、合わせて 4 件だけ。担当者は不適合だった条文を起案部門に差戻し、追記された規程を再実行して、最終的に承認・確定しました。
最終レビュー(人が確定)
上位規程は「当日中の剥奪」を要求。本規程に剥奪期限の定めがないため、起案部門へ差戻し。
人が見るのは要確認・不適合の4件だけ。合格6件は根拠つきで素通しでき、判断に集中できます。
監査ログ(改ざん不可)
10 観点を判定(合格6 / 要確認3 / 不適合1)
hash a1f9…3c
「アクセス権限の剥奪」を差戻し(条文追記を依頼)
hash b7c2…0e
第9条に剥奪期限を追記し再実行 → 合格
hash d3e8…91
全項目を承認・確定
hash f0a4…22
一連の操作・判断はすべて改ざんできない監査ログに記録されます。「いつ・誰が・何を・どの根拠で判断したか」が後から完全にたどれるので、内部監査や外部審査での説明もそのまま使えます。
目視で丸 2 週間かかっていた整合チェックが、観点の準備から最終確定まで半日で完了しました。何より、人手では見落としていた剥奪期限の漏れを施行前に拾えたことが、担当者にとって一番の安心材料でした。
観点準備〜確定まで
原文を即確認できる
合格6件は素通し
この事例のポイント
今回は社内規程の事例でしたが、INDX Compliance の使い方はどれも同じです。「ものさしになる文書(上位規程・法令・社内基準)」と「確認したい文書」を渡し、根拠つきで突き合わせる。契約書のレビュー、申請書の不備チェック、ISO 監査の事前点検——ルールとの照合が発生するあらゆる業務に、同じ手順がそのまま使えます。
お手元の規程・契約書・申請書をお持ちいただければ、実際の判定画面でデモいたします。 閉域環境・オンプレ設置にも対応します。
出願直前の明細書を、特許法第36条の記載要件・特許庁の様式・自社の出願ガイドラインと突き合わせ。請求項のサポート要件や明確性の不備を、根拠つきで AI に洗い出してもらいました。
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